道後 山の手ホテルのスタッフが
山の手での日常や季節の話題などをお届けします。
2009.01.12

ここ数日は松山にも大寒波の当来です。
お浴衣に着替えて温泉まで行かれるお客様が湯かごをお借りにフロントまで。
お客様の安全を確保させていだだくのもフロントスタッフの重要な任務です。
「そちらのお浴衣のみで外出ですとかなり寒いかと・・・」と申し上げると
「大丈夫だよ」と笑顔でお客様。
ロビーからお外に出られた途端に「キャー、寒い!」の悲鳴です。
ここ数日は、ホテルで流れているモーツァルトの美しい和音の旋律に
お客様の「キャー」の音色が加わって、独特のBGMになっています。
さすがのドアマンも「こりゃいかん」と音をあげるくらいの寒さです。
そんな寒波の当来を告げるように、今年も初子祭の時期になりました。
湯神社に祀られている大国主命が鼠に救われたという伝説に基づいて
旧暦の11月の初めての子(ね)の日に行なわれるようになったのが由来です。
今は成人式にあわせて2日間にわたり行なわれています。
・・・と湯神社さんのHPに書いてありましたf(^^;勉強になりました。
名前こそ聞く初子祭ですが、実は私も行ったことがございませんで・・・。
重ね重ね大変お恥ずかしい限りですm(_ _)m
片手にデジカメを持って、観光のお客様さながらに取材に行ってきました。


朝の10時頃のホテル駐車場の風景です。
この日は婚礼のお客様とチェックアウトのお客様が重なりドアマンも大忙しでした。
天気も本当に良くて、絶好の初子祭日和でしたが
いかんせん風は強く、かなりの寒さがありました。
体を震わせながらも一路湯神社を目指します。
山の手ホテルから徒歩で3分程度の場所です。


左の写真は、道後にお越しの方ならお馴染みの光景ですよね(^^)
道後温泉本館横の駐車場に上がる坂道です。
この坂を上ったところに湯神社もあります。
道後の渋滞の原因は大抵この駐車場付近が込み合っているからです。
写真の車の誘導員は、山の手ホテルの総務部長です(^^)
道後でお祭ごとがある時には温泉組合から各ホテルにヘルプの依頼があり、
山の手ホテルではよく部長が行ってくれています。
もちろん「お寒いのにご苦労さまです!」と挨拶をして向かいました。
「頑張ってモチ取ってこいよ~」と部長からエールをいただきました(^^)
会話からも初子祭がただのお祭ではない事がお分かりいただけるかと。



坂を上るとまず↑の看板が目に入ってきます。
昨年に道後にできた新名所、「空の散歩道」です。
約20メートル上空から道後の街を俯瞰できますよ。
夜にライトアップされた道後温泉をカメラに収めるなら
こちらから撮られてもいい写真が撮れますよ(^^)


駐車場の一部を開放して屋台のブースが軒を連ねています。
「え~こんなに人いるの!」と思わず声を漏らしてしまいました。
私自信も「初」初子祭だけに白紙の状態でここまで足を運びましたので。
噂には聞く初子祭の一大イベントを前に少々不安になってきました。
とはいえまずは本殿に参拝です。
これから起こるイベントが無傷で終わるようにお祈りしました。

時刻は11時少し前、広場の一角にある高台の周りに人々が集合します。
初子祭のメインイベント、モチ撒きのスタートが近づいてきました!
何でも毎年数人はケガ人が出るくらい壮絶なのだと聞いたことがあります。
ここにいる全員が数分後にはモチに群がる野獣と化す訳です。
またチラホラと本日山の手ホテルにご宿泊のお客様もいらっしゃるでは!
既に私服とはいえお客様を押し倒す粗相があってはいけません。
少し遠慮して中盤後方あたりに陣取りました。
「祭りに行ったら山の手の従業員にドツかれた」なんてことになっては・・・f(^^;
【Round 1】

そして時刻は11時。
寒空のなか体を震わせながら待っていた人たちも
「モチ撒く人キター(゜∀゜)ー!」とボルテージも一気に最高潮です!
これまで少しはあった人と人との隙間が全くなくなりました!
前から後ろから横から押しくらまんじゅうの状態です!
200人もの人々が人から獣へと変わった瞬間です。
前方からは「ママ恐いよー」とお子様の泣き声も・・・。
(こんな状態なのでお子様限定のモチ撒きも2日目にあるんだと分かりました。)
・・・そしていよいよモチの投下です!
手を伸ばせど上から人が乗ってくる、そして稀にモチは手に当たれど
既に寒さで手はかじかんでいてロクにキャッチもできない状態でした。
「モチぐらいで本気になられん!」というお婆さんの断末魔も・・・。
終わってみると結局おモチは一個も取れず・・・(T T)
敗因は場の雰囲気に呑まれてしまったことでしょうか。
正直私も恐かったんです・・・。
おモチを取って福男、福女になるための前途は多難です。

・・・こちらは終了3分後の風景です。
・・・餅撒きや・・・つわもの共の・・・夢の跡・・・

そして見事おモチをゲットした人にはさらなるジャンピングチャンスも。
お餅の袋の中に福引券が入っていたラッキーな人は
本殿横のブースで福引ができるようになっています。
もちろん私にはその資格はございません・・・。
けれど「お餅が一個も取れませんでした。エヘッ♪」では納得いきません!
スタッフには「一体ナニ撒きに行ってきたの?」と揶揄されることでしょう。
2時間後の2回目にリベンジを誓い、しばし道後を散策です。


湯神社の初子祭は成人式の日に開催されます。
新しく大人への仲間入りをした新成人が商店街を練り歩いていました。
お店の人もクラッカーでお祝いされていました♪
それにしてもみなさん何と初々しいこと!
私にもこんな時があったんだな~と少しセンチな気分になしました(^^)
今でも「子供みたいですね」とは時々言われたりするんですが・・・。
言ってる人は決して笑顔でないのがシコリが残るところです。
ともあれ新成人のみなさん、大人デビューおめでとう!頑張ってくださいね!


やっぱりマメに道後を散策するべきですね。
毎回新しい発見があって、お客様にも自信を持ってご案内できるようになりますから。
ひとしきり道後の散策を終え、再び湯神社に戻ってみると
水軍太鼓の演奏のイベントが行なわれていました。
小さい頃から松山の人なら聞いているリズムなのに
初めて聞いたようにいつも気分が昂揚します。
かつての伊予の海賊にはミヤビな心も備わっていたんですね(^^)
モチ撒きのリベンジに向けて、水軍太鼓を聞きながら精神統一です。
もはやお祭りではありません。れっきとした戦です!

ホームである道後の初戦での惨敗を踏まえ、散策の途中にホテルに出向き
ドアマンさん用のスベリ止め付きの手袋とビニール袋を拝借してきました(^^)
これぞモチ撒きのあるべき正装のスタイルではないでしょうか。
「モチ撒き行くんで手袋とビニール袋下さい」と仕事中の予約室のスタッフに
頼んだ次第ですが、こっちもある意味お仕事中なんです!
「ブログ頑張ってね~」と声をかけてくれました(^^)
【Round 2】

半径3メートル以内に山の手ホテルのお客様らしき方がご不在なのを確認し
今度は最前列から2メートルほど後方に陣取りました。
もっともモチが飛んで来る率が高い場所ですが
もっとも激しいバトルが繰り広げられる場所でもあります。
・・・たかがおモチ、されどおモチです!・・・もう迷いません!
~ Here we go ! ~



バトルをしつつモチを取りつつ写真を撮るという難度の高い離れ技を
気が付いたらやってのけてしまっていました(^^)
人間本気になれば何でも出来てしまうみたいですね♪
それを不覚にもモチ撒きから学んでしまいしたf(^^;
・・・そしてその甲斐あって

「 おモチ取ったど~(^∇^)/ 」の雄叫びです♪
これで今年は私も福男です♪
・・・けれどもゲットした中に福引券は残念ながら入っていませんでした。
・・・けれどもここで福引きの裏ワザを発動させていただきました。

松山市民なら誰でもご存知の「リビング松山」の初子祭の記事の箇所に
福引券が付いていたのをみなさんご存知でしたでしょうか?
このチケットで2回戦が終わった後、堂々と福引の列に並ばせてもらいました。

いよいよ私の番が回ってきました(^^)
半分反則ワザみたいなものですがドキドキです・・・。
・・・そしてグルリと一回レバーを回しました。

出ました!赤い玉!
すぐさま景品一覧表に目を向けます。

はい。一番下の福銭(おフダ)ですね。
大変いいオチだと思います(^^)
「もし自転車が当ったら持って帰るのに手間だな~」と考えていた
30秒前の自分を思い切り笑ってやりたくなりました。
楽して福は手に入らないようです。
気が付けば時間は14時近く。
この日は夜勤明けで初子祭に参加していました。
かれこれ出勤してから22時間が経過したことになるわけです。
ここで睡魔が襲ってきたので、次のどんと焼きのイベント取材は出来ませんでした。
申し訳ございませんm(_ _)m
来年の初子祭には万全の体調で臨みたいと思います(^^)
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